水道水とミネラルウォーターの違いについて

 現在、スーパーやコンビニエンスストアでは、様々なミネラルウォーターを手に入れることができます。日本では、「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」を制定し、食品衛生法により水質基準が決められています。一方、水道水は、水道法により水質基準が決められており、水質項目によってはミネラルウォーターよりも厳しい基準があります。

 水道水を飲みたくない理由として、トリハロメタンや残留塩素の存在が取り沙汰されていますが、両項目とも水道水質基準では含有量が厳しく規制されているため、問題はありません。また、塩素にはマンガンや鉄の酸化、アンモニア性窒素の分解を行う「酸化」のはたらきと、水道水には必要不可欠な「消毒」の2つのはたらきがあります。水道水中には、1リットルあたり0.1ミリグラム以上の塩素が含まれており、病原性大腸菌O-157などの病原菌を死滅させる役割を果たしております。

 

上水道事業(田富地区)の原水平均値(令和元年度より)

  • ナトリウム 1リットルあたり8ミリグラム
  • 蒸発残留物(カルシウム、マグネシウム 、カリウム等のミネラル分等) 1リットルあたり157ミリグラム
  • pH 7.5

簡易水道事業(豊富地区)の原水平均値(令和元年度より)

  • ナトリウム 1リットルあたり13ミリグラム
  • 蒸発残留物(カルシウム、マグネシウム 、カリウム等のミネラル分等) 1リットルあたり108ミリグラム
  • pH 8.2

 地下水を水源としている中央市の水道水は、一般的なミネラルウォーターと比較してもミネラル分がとても豊富です。もちろん水質基準も全てクリアしていますので、安心してお飲みください。

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