飲酒運転の根絶に向けて ~飲んだら乗るな、乗るなら飲むな!~

更新日:2018年03月01日

飲酒によって低下する脳の働き

アルコールは大脳機能を麻痺させます。それによって理性が失われて気持ちが大きくなりがちで、なんとなく「大丈夫だろう」という意識になったり「明日も車が必要だから」などと自分に都合のよい理屈をつけて、ハンドルを握ってしまいがちです。そして、車の運転には的確な判断と機敏な動作が求められますが、お酒を飲むと注意力や判断力が低下します。アルコールの作用で危険に対して反応が鈍くなったり、操作ミスをおかしやすくなり、事故につながります。アルコールの量がどんなに少なくても、脳には確実に影響が及んでいます。一滴であっても飲酒は飲酒。お酒を飲んだら運転してはいけません。

ビール中びん1本飲んだら5時間は運転してはだめ

アルコールが体から消えるまでの時間は個人差があるため、また体内から完全に消失した後もしばらくはアルコールが乗り物の運転に影響を及ぼすため、アルコール・薬物3学会は、「飲酒したら運転するまでに[摂取アルコール(グラム)÷4]時間以上待つ」というガイドラインを出しています。ビール中びん1本には20グラム(500ミリリットル×0.05×0.8)のアルコールが含まれているので、飲んだ後は20÷4=5時間以上運転してはいけません。

重大事故につながる危険性が高い

交通事故を起こしてしまった場合に、飲酒していた場合としていなかった場合の傷害の度合には大きな差があります。飲酒運転では、事故を回避しようとする行動が遅れるために衝突した瞬間の速度が速いことが多く、死亡事故や重傷事故などといった重大事故になる可能性が高くなるのです。警察庁の統計(平成26年)では、飲酒運転による死亡事故率は、飲酒なしの8.7倍となっています。

酒酔いと酒気帯びの違い

飲酒運転とは、飲酒後にアルコールの影響のある状態で運転をすることで、事故を起こしたか否かにかかわらず、道路交通法で禁じられています。罰則は飲酒の状態によって2つに分類されます。「酒酔い運転」は、アルコール濃度の検知値とは厳密な関係はなく、アルコールの影響によって正常な運転ができないおそれがある状態で運転することです。それに対して「酒気帯び運転」は、政令で定める基準以上にアルコールを保有する状態で運転することです。

たくさん飲んだ翌朝も注意

個人差はありますが、ビール中びん(500ミリリットル)1本分のアルコールが抜けるまでには、体重60キログラムの人で3時間以上かかります。(個人差があります)

ビール中びん4本を飲んだとしたら、体からアルコールが消えるまでには12時間以上かかります。たくさん飲酒した翌朝、酔いがさめたという感覚になったとしても、睡眠によって早く抜けるというわけではないため、実際には体内にアルコールが残っていることがしばしばあります。同じように、軽く飲んだ場合に仮眠してすっきりした気がしても、実際は、アルコールは体から抜けていないことも多いのです。まずは適正飲酒を心がけたいですが、前日飲んだお酒の影響が残っているときは、翌日も運転を控えましょう。

運転者以外の人が心がけること

飲酒運転者だけでなく、酒類提供者や飲酒運転の車への同乗者、車の提供者は、飲酒運転を助長し、認める行為であるとして、道路交通法の罰則の対象となっています。車を運転する人にお酒をすすめたり、お酒を飲んでいる人に車を貸したりしてはいけません。運転者がお酒を飲んでいることを知りながらその車に同乗することは、もってのほか。運転者以外の人も、飲酒運転を「させない」ように注意しましょう。また、運転が禁じられているのは自動車だけではありません。バイクはもちろんのこと、自転車も含まれていることを覚えておきましょう。歩行中の交通事故死者の半数以上からアルコールが検出されているというデータがあります。飲酒後は、歩くときにも注意が必要です。

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