乳幼児 自分でしたい!いっぱいあそびたい!

Q1. 生まれたばかりの赤ちゃんにも話しかけることが大切だと聞きますが、どうしてでしょうか。

赤ちゃんは目や顔の表情、泣くことで目の前にいる人に訴えていることがあります。
赤ちゃんからの発信を受け止め、大人が話しかけることで、さらに子どもはいろいろなことを発信していきます。
目覚めたら“おはよう”と声をかける、泣き声を受け止め“お腹がすいたの?”“オムツがぬれていたのね”などことばをかけ、ミルクを与えたりオムツを交換したりすると、なんとなく不快で泣いていたのが、ミルクをもらい心地よくなった、あるいはオムツを換えてもらって気持ちが良くなった、など不快を解消してくれる行動と、関わってくれる人の顔や声が結び付き、信頼関係ができていく大切な過程ですので、赤ちゃんの様子をよく観察しながらやさしく話しかけてあげましょう。

Q2. 自分の手を口に入れたり、髪の毛をひっぱるのですが、止めたほうがいいのでしょうか。

赤ちゃんは口に触れたものを無意識に口の中で確かめる行動をします。手や足をバタバタと動かしているうちに一番身近な自分の手が口に触れ、口の中に指が入ったり、ふと触れた頭に髪の毛を発見し、手探りで引っ張るような動作はよく見られます。
成長に伴い、自分の意思で物を触ったり掴めるようになり、指の動きも発達してきますので、視覚に入ったおもちゃや近くにあるタオルなどを口に持ってきて、舐めたり噛んだりして感触を確かめながら遊び始めるので、止める必要はありません。
赤ちゃんの周りには、口に入ると危険なものは置かないようにしましょう。また清潔を心がけ、舐めても口に入れてもいいように準備してあげましょう。

Q3. 何でも「イヤ!」ばかりで、歯磨きや着替え、食事などひとつひとつ苦労しています。

日頃、家事育児に追われて大忙しのお母さんにとっては「イヤ!」と言われると、ついイライラしてしまいますね。
1歳前後から自我が芽生え始め、それに伴って自己主張し始めます。
歯磨きや着替え、食事などでは「自分でしたい!」という感情が出て、それが「イヤ!」ということばで表現しているのでしょう。「自分でしたい!」という感情は成長の証であってとても大切なことです。まずできるだけ自分でさせてあげて、自分でする機会をもたせること、そしてうまく出来たときには十分ほめることが大切です。出来なかったら「一緒にしよう」と手伝ってあげましょう。子どもがすると時間はかかりますが、その行動が子ども自身の成長に結びつく活動です。
時間の余裕をみて親子でチャレンジしてみてくださいね。

Q4. 最近自分の要求が通らないと、かんしゃくを起こして大泣きします。対応に困っています。

1歳を過ぎた頃になると、自我が芽生え始め、「○○はイヤ!」「○○がしたい!」といった要求を強く表すようになってきます。そうすると、親の思いと子どもの思いが生活の中でぶつかる場面が多く生まれてきます。もちろんこの頃はことばで自分の気持ちを表現することがまだまだできないので、要求が通らない思いを、泣いたり怒ったり“かんしゃく”という行為で表現しているのです。
対応としては、まず子どもが何をしたかったのかを思いやり、「○○したかったのね」と子どもの気持ちを受け止め、それからお母さんの思いを伝えることが大切です。かんしゃくを起こされると大変ですが、『わがまま』と感じられる要求は、ごまかしたりせずに、だめと伝える時も必要かと思います。
子どもは大人との関わりの中でいろんな要求を出しながら「してもいいこと」「してはいけないこと」を学んでいきますので、かんしゃくに負けず、じっくりと子どもと関わっていけたらいいですね。

Q5. いろんなことに「なんで?」と聞いてきます。どのように対応すればいいでしょうか。

3歳頃になると、「なんで?」「どうして?」とよく言います。
子どもがいろいろなことに疑問を持ち、問いかけることはとても大切な姿です。できる限り答えてあげるようにしましょう。わからないときや答えに困るときには、はぐらかしたりごまかしたり、怒るのでなく「そうねえ、なんでだろうね」「お母さんもわからないわ」と答えればいいですし、「一緒に調べてみようか」と努力してみることも楽しいですね。
「 へぇー、そうなんだ!」「ふ―ん、そうか・・」と、子ども自身が納得する答えや方法が見つかることで、親もわが子の新しい発見ができ、一緒に成長を喜び合えたらいいですね。

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