乳幼児 飲む・食べる

Q1. 決まった時間に授乳しないといけないのですか。

生まれてすぐは、まだ胃が小さいため一回に飲む量も少しです。そのため間隔も短く、生後3か月・4か月と大きくなるにつれ、一回に飲める量が増えて、授乳間隔も長くなります。
ミルクの量や間隔が表示されていますが、あくまでも目安であり、子どもの成長に合わせることが重要です。空腹を感じてミルクを欲し、飲むことにより満腹感を得ることが大切ですので、子どもが欲しがってもまだ決まった時間でないからと躊躇せず、子どもの様子をみて与えましょう。

Q2. 生後2か月、混合栄養です。最近ミルクを嫌がりあまり飲まないので心配です。

この時期には赤ちゃんの吸い方も上手になり、母乳もよく出てきて、それだけでお腹がいっぱいになっていることも考えられます。他には、哺乳瓶の乳首の穴の大きさや形が赤ちゃんに合っているか確かめてみましょう。また、飲んだ量だけでなく機嫌よく過ごしているか、おしっこやウンチの回数や量、体重の増えはどうかみてください。
赤ちゃんの食欲や飲む量は個人差もあるので、機嫌がよく、体重が増えていれば、母乳だけで様子をみるのもいいでしょう。

Q3. 授乳のあと噴水状に吐いてしまうことがあります。受診したほうがいいでしょうか。

機嫌もよく、体重が増えていれば、必要な栄養が摂れているため心配ないでしょう。成長に伴い吐かなくなるのですが、寝返りやずり這いなどを始める5~7か月頃になると、姿勢によっては吐くこともあります。吐いたミルクが気管支などに入らないよう、しばらく立て抱きにするなど注意しましょう。
また、母乳の量が多い場合や、哺乳瓶の乳首のサイズと赤ちゃんの哺乳力が合ってない場合には、飲みすぎて吐いたり機嫌が悪くなったりすることもあるので、様子をみながら授乳をすすめましょう。

Q4. 授乳後、ゲップが出ない時はどうすればいいでしょうか。

母乳やミルクを飲むときに空気も一緒に飲み込むと、寝かせた後に吐いたりすることがあります。
ゲップを上手に出せない赤ちゃんもいますので、立て抱きにして背中を下から上向きにさするか、軽くトントンしてみましょう。また、肩の上に赤ちゃんのあごをのせるようにして背中をさすったり、お母さんのひざの上でおすわりさせて背中をさすってもいいでしょう。しばらくしても出ないときは、顔を横に向けて寝かせてあげるといいでしょう。

Q5. 離乳食はいつ頃から、どのように始めるのがいいでしょうか。

赤ちゃんの発達に個人差があるので様子を観察し、下記の条件が満たされていれば5、6か月頃から始めましょうと言われています。

  1. 首のすわりがしっかりしており、支えると座ることができる
  2. よだれがよく出る
  3. スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる
  4. 親が食べるのをじっと見る・食べたそうに口を動かす

1~4などの様子がみられたらスタート。
はじめはうまくいかなくても、だんだん上手に食べられるようになります。焦らず、なによりも楽しい雰囲気で少しずつ進めましょう。たくさん食べるよりも口に入った離乳食を、唇をとじて飲み込むことが大切です。まずは子どもの様子をみながらひとさじずつ、つぶし粥から始め、じゃがいも・野菜・果物などを試していきます。食後の母乳や育児用ミルクは飲みたいだけ与えていいです。果汁やスープは特に必要ありません。

ただし、この点に注意!
<はちみつ> 乳児ボツリヌス症予防のため、満1歳までは与えないようにしましょう。
<牛乳> 飲用にするのは1歳を過ぎてからが望ましいです。ただし1歳前でも離乳食の材料として使えます。

離乳食の開始時期やすすめ方について、わからないときには、主治医や市役所の管理栄養士にいつでもご相談ください。また市では生後4~6か月児を対象とした離乳食教室も開催していますので、年間予定表で確認しぜひご参加ください。

Q6. 母乳をやめる時期(卒乳)は、何か月頃ですか。

母乳はいつまでにやめなければならないというものではありません。離乳食もすすみ、1歳を過ぎて幼児食の頃になると、栄養的には食事のみで十分足りるようになりますが、おっぱいが赤ちゃんにとってこころが安らぐスキンシップと考えるならば、欲しがるときにはあげてもよいでしょう。
卒乳の時期については、赤ちゃんとママとお互いに負担の少ない方法をおすすめします。

Q7. フォローアップミルクはいつ頃からあげればいいでしょうか。

フォローアップミルクは母乳または育児用ミルクの代替品ではありません。牛乳の代用として開発されたミルクのことで、食品のひとつと考えてください。鉄分・ビタミン・ミネラルが多く入っているので、離乳食がスムーズに進まず鉄分不足が心配される場合にお勧めします。ただし使用する場合は9か月以降にしましょう。

Q8. 風邪をひいてしまいましたが、授乳中です。母乳から赤ちゃんに風邪がうつるか心配です。また風邪薬は服用してもいいでしょうか。

母乳を通して赤ちゃんに風邪がうつることはありません。
医者にかかって薬の服用を指示されたり、市販の風邪薬を買うときには、授乳中であることを必ず伝えましょう。また、授乳するときや赤ちゃんに接するときには、手洗いやマスクをするなどして感染予防に注意してください。

Q9. 「自分で!」と手づかみで食べたがるのですが・・・

なんでも自分でやる!という意欲が芽生え始める時期には、食べることに限らず、まず子どもの気持ちを受け止め、見守ることが大切です。手づかみの経験は、初めのうちはこぼすことも多いですが、子どもはその事に集中し試行錯誤しながら、体験を重ねることで少しずつ上手に食べられるようになり、やがてスプーンや箸にも興味を持ってきます。
まずは自分で!という気持ちが芽生えたらさせてみましょう。うまくできることより、その意欲を認め、自分でできたという満足感が次への意欲につながるよう、ゆったりと見守ってあげたいですね。

Q10. 朝食をあまり食べてくれません。

朝食は眠っている間に使われたエネルギーを補給し、次への活動源を生み出すためのものとして、とても大事な役割があります。
起きてすぐの朝食は、食べづらいこともあるので、忙しい朝ですが、起きてから少し時間をあけてみたり、簡単に作れて食べやすいものなどを工夫してみましょう。

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こども健康部 健康増進課 健康増進担当
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