令和6年の県内における交通事故発生状況
山梨県警察の発表によると、令和6年の県内における交通事故発生状況は、発生件数2,013件(前年同期比-99件)、負傷者数2,439人(前年同期比-156人)と交通事故総量は減少しました。
しかし、死者数は28人(前年同期比-1人)と横ばいである状況です。
詳細な状況は次のとおりです。
1.交通死亡事故の推移
令和6年、山梨県では27件の交通死亡事故が発生しています。
交通死亡事故発生件数は、令和2年から令和6年の5年間では令和2年が1番高く、令和6年は最も低い水準です。
2.令和6年の死亡事故の特徴
27件の事故の内訳は、車両同士による正面衝突や追突、出合頭などの事故が10件、車両単独による工作物衝突などの事故が10件、人対車両の事故が7件です。
3.歩行者の交通事故情勢
歩行者事故件数は7件ですが、その発生時間帯は午前4時から午前10時が3件、午後4時から午後10時が4件で、車両が多くなる時間帯であることや周辺が暗くなるまたは暗い時間帯です。
夕方や夜間は、車の運転者から歩行者が見えにくくなることから、その対策として、反射材を身につけることが有効と言われております。
反射材は、自動車等のライトからの光を反射したり、自ら光ることで、自動車の運転者等に早めに自分の存在を知らせることができます。
4.高齢者の交通事故情勢
令和6年における65歳以上高齢者の交通事故の発生件数は、805件で前年比-7件となります。
また、高齢者の事故死者は28人中17人で、60.7%が高齢者となります。
そのうち、9人は自動車・特殊車の運転中及び同乗中によるもので、2人は自転車の運転中、5人は歩行中の事故によるものです。
高齢者の自動車等の運転中の事故では、追突や出会頭が多く発生しており、目的は主に買物時となっております。そのため、車間距離を確保することや慣れた道路でも法定速度を守り、交差点では必ず安全を確かめましょう。
5.飲酒運転による交通事故情勢
令和6年もいまだ飲酒運転による交通事故は、33件発生しており、1名の死者が出ている状況です。
飲酒事故を起こした場合、行政処分+社会的制裁を受けることとなります。
飲酒運転は運転者本人だけでなく、お酒を提供した人や運転させた人、同乗した人も厳しく罰せられます。
運転する人は「飲酒運転は絶対にしない!」、周りの人も「飲酒運転を絶対にさせない!」という強い意志を持ち、みんなで飲酒運転を根絶しましょう。
6.市内における交通事故情勢
令和6年中に市内で発生した事故件数は73件であり、89名の負傷者が出ており、多くの事故は、交差点で起きております。
身近な慣れた道路でも交通ルールとマナーを守った運転を心掛けるとともに、交差点では必ず安全確認を行いましょう。
市民の皆様も自分のため、また家族を守るためにも悲惨な交通事故に遭わないようにしましょう。
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