松本弘さん(84歳)
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西花輪第一自治会。59歳から取り組んできたマスターズ水泳で、多くの世界記録を樹立されてきました。
2002年に前立線がん、2012年に皮膚の浅い所にできるがんの一種「ボーエン病」を克服し、現在もマスターズ水泳への挑戦を続けるアスリートです。
聖火ランナーの応募動機を教えてください
約70年前の学生時代から競泳をしていましたが、1964年に開催された前回の東京オリンピックの当時は自分はとても競技に出場できるような選手ではありませんでした。
そんな気持ちの中で、今の年齢になって世界的なスポーツの祭典であるオリンピックに何らかの形でもいいから関わりたいと思い、聖火ランナーに応募しました。
聖火ランナーに選ばれたときはどう思いましたか?
多くの応募がある中で、自分が選ばれたのは大変名誉なことです。決まった時は、孫や子どもたちが喜んでくれました。
聖火リレーに向けてトレーニングを行っていますか?
現在もマスターズ水泳行っているので、1日2キロを短時間で泳ぐトレーニングをしています。
例えば、50メートルを10本泳ぐトレニンーグをする場合は、1本60秒ごとにスタートしています。
なので50メートルを泳ぐのに10分、これを3セット連続で行います。
心臓や肺の機能は一般の方に比べたら、だいぶ強いと思いますよ(笑)。
プールに行けないときなどは、自宅でエアロバイクを漕いで心肺機能を高めています。
鍛えた肉体を見せていただきました。

日々、運動を欠かしません!
新型コロナウイルス感染症の影響で聖火リレーの延期が決定した時はどう思いましたか?
私自身の性格が割り切りがいい性格なので、延期が決まった時はしょうがないと思い、気持ちを切り替え、聖火リレーが開催される時に元気な姿で走れるように頑張ろうと思いました。
このコロナ禍の中で一番大変なのは競技に出場する選手なので、私は聖火ランナーとして見ている人たちに元気を持ってもらいたいです。
聖火リレーに向けての一言をお願いします
私自身この年になるまで、がんをはじめ色々な病気を患ってきました。
私と同じ年齢ぐらいの人は、必ず1回や2回は重い病気にかかったことがあると思います。そんな病気になって、気持ちが落ちこんでしまう人はたくさんいると思います。
私が聖火ランナーとして走る姿を、そんな落ち込んでいる人たちが見て励みに思ってくれればとても嬉しいです。