木造聖観音立像(永源寺)[国指定]

永源寺聖観音立像

 

木造聖観音立像は、永源寺境内観音堂内に納められています。桧材の寄木造りで右手は垂れ、左手は屈臂(くっぴ)して、その手に蓮華を持った漆箔の立像です。像高は、97.0センチメートル、二段框座(後補)上の蓮華座の上に、日輪後光(後補)の光背を背にして立っています。左肩から右に条帛(じょうはく)をかけ、裳(も)をつけ、わずかに腰を左にひねる姿は豊かで引き締まり、静的で優しく、落ち着いた気品があります。

一仏というよりむしろ、脇侍として10世紀頃制作されたものではないかと考えられています。

姿を拝めるのは年に一度3月第1日曜日の初午祭りのときだけというコメント

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住所 山梨県中央市下河東880

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