八幡穂見神社本殿[県指定]
現存する棟札によると、本殿は寛文11年(1671)に再興されたもののようですが、甲斐国史には「仁安元年大歳丙戊十二月三日造立」(1166)の棟札のあった記述があるなど、神社の創立はさらにさかのぼるものと思われます。
本殿の建築は向拝付二間社、流造り、檜皮葺きで随所に和様、宋様、天竺様等各種の手法が混用された折衷様式で、細部には室町あるいは桃山的な古風を残しています。何度か改修されていますが、古建築の少ない盆地の低湿地帯における貴重な遺構といえます。
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