木造薬師如来座像(大福寺)[県指定]

木造薬師如来坐像

修理前 修理後

大福寺木造薬師如来坐像は、大福寺文化財保存庫の中心に安置されています。像高280センチメートルの巨像で、そのお顔は一度見たら忘れられません。

主体部はおおよそ前後三材からなり、前面の材が頭部から体を通じて一材で製作当初の古いものです。

像全体の特徴としては、頭顔部がきわめて大きい印象をうけますが、体部は薄づくりの特徴があります。

制作時期は、平安時代後半11世紀前半頃と考えられています。

令和元年7月から2年4ヵ月をかけて保存修理が行われました。瞳部に黒色、白目部には白色、肉身部にはベンガラ、衣服部には黒漆が塗られていましたが、修理後は彩色が全て取り除かれ素地の状態となっています。

 

 

浅利与一もこのお像を拝んでいたかもしれません。

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住所 山梨県中央市大鳥居1621

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