古文書一通・葵金具付御簾二竿(永源寺) [市指定]

古文書は、縦30.4センチメートル、横76センチメートルで、「御如奉謝書」と題し、和紙に16行にわたって墨書が記載されています。安永甲午年(1774)2月吉日付で、明暗寺八世住職貴光大和尚から巨摩郡地頭田中盛左衛門に宛てた文書です。
内容を要約すると、「盛左衛門が、仏衣堂に木像を寄進したことに対し、返礼として、明暗寺が盛左衛門に葵金具付簾二竿を贈る」と読むことができます。この文書に記載されている木像が、「木造普化禅師坐像」と考えられています。
御簾は、返礼として盛左衛門が明暗寺からもらったもので、二竿とも長さ168.5センチメートル、幅44.3センチメートルの大きさです。一対の釣り金具に葵紋が刻まれ、本体上部に「風花」「風萩」と読める墨書があり、その下部には和歌が認められます。
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