木造薬師如来座像(蓮華寺)[市指定]
蓮華寺の木造薬師如来坐像は、像高38.5センチメートル、ケヤキ材(補修部分は檜材)の一木造りで制作は弘仁期(平安時代前期)まで遡ると考えられています。彫眼像で、右手は屈臂して掌を前に、左手は膝上で薬壺をのせ、結跏趺坐した姿です。頭部から像底部まで、背刳りを施さない一木造りの本体部分は、風化が進み、各所にヒビ割れが走り、全体的に木肌のやつれも目立ちますが、制作後千百余年の年月を閲した姿からは、歴史の重みと風格が感じられます。
市内には藤原前期の歓盛院薬師如来坐像がありますが、蓮華寺薬師如来坐像はそれよりさらに古い制作となります。
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