野良猫にエサを与えている方へ

  やせておなかをすかせた猫がいれば、エサを与えたくなる気持ちは否定できるものではありません。しかし、エサを与えることによって、ご近所の庭や公園で糞尿をしたり、夜中に鳴き声がうるさくて、迷惑をかけていませんか?ご近所の嫌われ者になり、ご近所の方から苦情を受けていませんか?

  エサをもらっている猫は、栄養状態が良くなり子猫をたくさん産むようになります。その結果、狭い地域に猫が密集し、病気をもらったり、交通事故にあう危険性が高くなります。

  「あなたがエサをあげている、その猫たちは本当に幸せですか?かわいそうな猫を増やすことになっていませんか?」もし、「かわいそう」と思うのならば、その猫を自宅で愛情を持って飼い主として飼ってください。自宅で飼うことができないのであれば、飼ってくれる方を探してください。

  どうしても飼い主が見つからずエサをあげたいという場合はご近所の方々の理解のうえ、次の点を守ってください。

不妊去勢手術を必ず行う

  野良猫の寿命は3~5年と言われています。きちんと管理すればその地域から野良猫はいなくなると考えられています。野良猫に関するトラブルは増えています。不妊去勢手術を行って、不幸な猫をふやさないようにしてください。

置きエサは絶対にしない

  置きエサは近隣地域から猫を集めてしまいます。また、カラスやハエ、ゴキブリなどの発生や悪臭の原因となってしまいます。

  エサを与える場所、時間を決め、食べ終わったら速やかに片づけて、きれいに清掃してください。

トイレを設置する

  猫の糞尿に関する苦情が多く寄せられます。食べれば排泄もします。エサを与えるならば、必ずトイレも設置し定期的に排泄物を片づけてください。

 

  猫が苦手な人にとっては、庭に入ってくるだけでも不快に感じます。猫が好きな人でも、庭の花や木、車などを傷つけられたり、糞や尿をされたなど被害にあえば次第に猫と、エサを与えている人に対する感情が不快なものになってしまいます。猫の行動をよく観察し、ご近所の迷惑になっていないか、常に気を配ってください。また、他人の土地や施設敷地などでエサを与える場合は、必ず管理者の許可を受けてください。

  小さな命を気遣う行為は素晴らしいものですが、そこには責任や労力も伴います。無責任なエサやりは、猫を取り巻く環境を悪くしてしまいます。エサを与えつつ繁殖を防ぎ、数を減らして猫による被害と、不幸な命の誕生を減らしていくことが大切です。

猫に関するトラブルを解決するために
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