熱中症対策をしましょう!!
熱中症とは
熱中症は、高温多湿な環境で、体温の調整機能が働かず、体に熱がたまってしまうことで起こります。めまい、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、頭痛、吐き気、だるさなどの症状が現れ、重症になると意識がもうろうとします。
熱中症は、気温などの環境条件だけでなく、人間の体調や暑さに対する慣れなどが影響して起こります。気温がそれほど高くない日でも、湿度が高い・風が弱い日や、体が暑さに慣れていない時などは特に注意が必要です。
特に、春の訪れとともに気温が徐々に上昇していく時期や、初夏・梅雨明けの時期は、体が暑さに慣れていないので、体内の調整機能が十分には発揮されず、熱中症を発症するリスクが高まります。
日頃から、こまめに水分補給をしながらウオーキングなどで汗をかく機会を増やすことで、徐々に体を暑さに慣らし、急な気温上昇にも対応できる体づくりで熱中症予防に努めましょう。
(チラシ)みんなで取り組む熱中症予防 (PDFファイル: 177.0KB)
幼い子どもや高齢者は特に注意!!
幼い子どもは体温調節機能がまだ十分発達しておらず、暑さの意思表示もあまりありません。また、外出時に子どもが寝ているからといって車内に残していくのは、短時間でも非常に危険です。
幼児の熱中症予防のポイントは、まず、子どもの様子を十分観察することです。顔が赤く大量の汗をかいているときは涼しい環境で休息をとるようにしましょう。服装は環境条件に応じて保護者が選択し、着脱を促しましょう。なお、こまめに水分をとり、日頃から暑さに慣れるよう外遊びをさせましょう。
高齢者は暑さを感じにくくなり、衣服の調節や冷房の利用が遅れがちになります。また、熱を放散する能力が低いため、体に熱がたまり易く深部体温が上昇します。暑くなると皮膚への血流量が増加し心臓に戻ってくる血流量が少なくなるので、それを補うため心拍数が増加し心臓の負担が大きくなり、心疾患を持つ高齢者はトラブルを起こしやすくなります。
高齢者の熱中症予防のポイントは、部屋に温度計を置き室内温度をこまめにチェックするよう心がけるとともに、日頃から運動習慣を身につけ体温調節能力を維持しましょう。なお、のどが渇いていなくても早めに水分をとるようにしましょう。
(チラシ)あせらず対応 熱中症が疑われたら⁉ (PDFファイル: 164.2KB)
熱中症予防のための情報・資料サイト | 厚生労働省(別サイトへリンク)
「熱中症警戒アラート」と「熱中症特別警戒アラート」がスタート
環境省と気象庁が連携し、暑さ指数(WBGT)に基づいた熱中症予防のための新たな情報発信として、予防行動を促すことを目的として発表されます。
環境省は、熱中症の危険性に対する気づきを促す目的で、「熱中症警戒アラート」を発表しています。また、地球温暖化などの影響で、今後も極端な高温になるリスクが高まっていることから、令和6年4月24日より、さらに一段階上の「熱中症特別警戒アラート」を新設しています。
このアラートが出された場合、「過去に例のない広域的な危険な暑さ」で、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがあります。危険な暑さから自分と自分の周りの人の命を守ってください。
・「熱中症警戒アラート」とは、県内の暑さ指数算出拠点(10か所)のいずれかで暑さ指数の予測値が33℃を超え、熱中症の危険性が極めて高い場合。
・「熱中症特別警戒アラート」とは、 県内の暑さ指数算出拠点(10か所)の全てで暑さ指数の予測値が35℃を超え、過去に例のない危険な暑さ等になり、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがある場合。
※本市では、暑さ指数の予測値が31℃を超える時や、県内で「熱中症警戒アラート」「熱中症特別警戒アラート」が発表された時は、防災行政用無線で熱中症予防の注意喚起の放送を行います。放送があった際は、普段以上に熱中症予防に対する対策を心がけてください。
「クーリングシェルター」、「クールシェアスポット」を開設しています!
本市では、暑さ対策や熱中症予防の取り組みの一環で、暑さをしのぐ避難場所として、クーリングシェルターやクールシェアスポットを開設しており、公共施設だけでなく、多くの民間施設にもご協力をいただいております。
※詳しくはこちらをご覧ください。
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こども健康部 健康増進課 健康増進担当
〒409-3892 中央市臼井阿原301番地1
電話:055-274-8542
ファックス:055-274-1125